IQ
ジョー·イデ作の「IQ」を読み終わった。丸屋九兵衛氏が雑誌で紹介していた作品だ。地元の本屋にも売っていて気になった。
バリー·ジェンキンス氏が監督し、チャイルディッシュ·ガンビーノのRedbone が流れる中、青のアウディで飛ばすアイゼイアがみえる。
マーガレットチョーがラブリーガルのアシスタントの役のherだと初めて気づいた。
ゴジラ、スニッカーズ、2パック。ドッドソンがつくる料理が実際にどんなものなのか興味深い。私の頭の悪さと知識不足で、銃の描写や文化的な部分でわからないところもあった。ちょっと解説がほしい。バディもので探偵ものは大好きだ。
ラストの終わり方が実に小憎くてハードボイルドだった。探偵ものすきバディずきには是非読んでほしい。続編も読みたい。
インセキュア/ insecure
黒人女性のアラサーグラグラストーリー。
何故にこのアラサーという不安定な年齢の主人公がドラマになりやすいのか。。。半分、青いもそうだし。泣けてくる。全く等身大ではないけれど。大人になりきれない私達、アダルトチルドレンは金になるか。危なっかしさ。主人公のイッサレイは、脚本も書いて、プロデューサーにも名を連ねる。
レナ·ダナムはGIRLSをつくり、イッサ·レイはinsecureをつくる。かっこよすぎる。あえて主人公が○ックト アップしたドラマを撮ること。皆、不完全さの中でもがいて生きているということ。本能と理性のシーソーですっ転びながら。
追記 オフの時の、メガネかけてラフな格好しながらハンバーガー食べ歩いて犬の散歩してるモリー一番可愛い。spotify にサントラが。
The Marvelous Mrs. Maisel /マーベラス ミセス メイゼル
アマプラで、面白い海外ドラマを見つけた。
マーベラス·ミセス·メイゼルというドラマだ。一見するとロゴと彼女のキャラクターで奥さまは魔女みたいな風に見える。
ミッジという主人公の女性が、夫との別れ(?)をきっかけになぜか夫の夢であるスタンダップコメディアンとしてのキャリアを踏み始める話。同時にGaslightという店にいる従業員のスージーに見出され、マネージャーとコメディアンとの関係を築き始める。このドラマの面白いところは、登場人物の会話自体がスタンダップコメディのように軽妙洒脱だったりするところ、ミッジのギャップ、一見してもわからない世界が毎夜繰り広げられているということ。ミッジが、ミセス. メイゼルになるまで、自分で切り開く人生と当時の音楽とミュージカル調のダンス、レニーブルースの煽り、全てが楽しかった。S2がみたい。
何だって?
間の垣根が恋を一層燃え立たせる
ロミジュリのような関係のことだろうか
木皿泉 文藝 別冊
このムックを読み初めてから、また録画して残っていた富士ファミリー2017を朝っぱらから見なおして、ブライズメイズのクリスティンウィグの如く号泣した。
木皿泉という脚本家が書いたドラマだと知らなくて最初はみてた。お正月からすごいドラマを発見したとかなんとか思ってたくらいだった。"地雷踏んだ"とか無意識に引用してたし、必要とされると呪いが解けるとか、生きていることの有り難さとか、こころに引っかかるシーンがあって。
このムックを読んでても仕事で関わった人たちがみんな木皿泉という脚本家を会いしていることが伝わってくる。
セクロボも野ブタ。も観てたけれど忘れてしまった。もう一回みなおしたいな。セクロボで、主人公が、自分の大事なロボのフィギュアを誤ってトイレに落としちゃうシーンで、通りすがりの女性(小林聡美氏)がトイレに手をつっこんでロボを救い出して洗うシーンだけ何故か覚えている。
ラジオドラマの道草のシナリオが面白くてゲラゲラ笑った。まだ生きていてもいいかなって気にさせてくれる。私が望んでいる自分自身への肯定を少しはしてもいいと思わせてくれる。今、大切なことを思い出させてくれる。何気なく手にとってよかった。
※ 追記 宮藤官九郎のドラマ。監獄のお姫さまで、なぜ、小泉今日子氏だけ"馬場"かよなのかわかった。
*1:余計なことするなって誰かに言われそう。