自分を振り返る/彼女の思い出逆さまの森

4年前の自分のブログを見返してみて、少なくとも3日坊主ではなく珍しく18日坊主までは行ったんだなと感心する。

4年経っても、私の本質はあまり変わることはないが、今の方が、自分のことをゆっくり考えられる点で、まだ闇は緩和されている模様。

この頃は、時間に追われ、仕事に追われて余裕がなかった。いやなものが渦巻いていた。劣等感の重りがズッシリのしかかっていた。その重りは未だに私の心を苦しめるが、まだ難しいが受け入れるしかない。発想の転換ができたら、空洞な空っぽな自分を認めることができたら(イヤできない)

図書館で、j.d.サリンジャーの「彼女の思い出/逆さまの森」を読んだ。フラニーとズーイを手に入れて読んでも、何となく読み進められなくてどこかに積んである。でも、この短編集は読みやすかった。ユーモラスで電車の中で何回も忍び笑いをした。急に語り手がびっくり箱のように正体を露わにし、読者を面食らわせる。客観性でもって、人物を描写するスラップスティック。主観の悲劇と客観の喜劇の同時進行。

dash manと言うだけある。